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意思決定をサポートするAIを日立が開発 [ニュース]




日立製作所が、経営判断を支援する人工知能の基礎技術を開発したそうです。

一口に経営と言っても、その要素は多岐に渡ります。

今回、日立が開発したのは、あらゆる決定の場面で、議事に関する過去の記事や白書といったデータをもとに"意見を言う"AIです。
そのため、今回出てきたAIは、経営における意思決定の要素で活用されるものということになります。

経営とは臨機応変さも必要なもので、景気・経済、情勢、生活が安定しているときはともかく、それらが不安定な時の経営はセオリー通りにはいかないのが普通です。

安定時の経営はルーティン化する傾向が強く、戦略等の判断にもさほど苦労はしません。
しかし、会社の将来を左右するような投資の判断や、不安定な環境下での戦略的意思決定は難しいです。
また、そのような難しい判断の時、意思決定者やその決定に関わる人々は全知ではない上、グループシンクといった集団的意思決定の弊害も発生したりしてしまうため、最善ではない決定が下されてしまう可能性があります。

では、そのようなことを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?

それは過去のデータを客観性に優れた情報にまとめ、その情報を判断材料の一つとして運用し、決定の精度を上げていくことです。

しかし、人の記憶力とまとめ方では限界と偏りがあります。

そこで、人工知能の出番です。

人工知能の高い処理能力と記憶力を駆使すれば、従来は非常に手間だった情報のまとめを高いレベルで行うことや、膨大なデータからより優れた確証がある情報を生み出すことが可能となります。

そこから提示される"意見"はとても有用なものとなることが想像されます。

日立は昨年、英語対応の同じようなAIを作りましたが、それは、英文解読のために専用プログラムを組み込まなくてはならないものでした。

しかし、今回開発されたのは、その言語のための専用プログラムを必要としないものです。

実用化までは2〜3年程度ということですが、言葉の壁を乗り越えたことで色んなところで活躍するかもしれませんね。



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