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伊賀から世界へ、三重大学の国際忍者研究センター [ニュース]





外国の方に日本のイメージを聞くと、マンガやアニメなどのほかに、「忍者」がよく出てきますよね。

しかし、実際の忍者がどのようなものだったのかを知っている方はそんなにいないかと思います。

それというのも、忍者について、未だ謎の部分がいくつも残されているためです。

その謎のベールに包まれている「忍者」の里として特に有名なのは、伊賀と甲賀です。

その忍者の里の一つ、伊賀で、17日、三重大学、伊賀市、市文化都市協会、上野商工会議所のそれぞれの関係者が出席した「"伊賀サテライト"設置に伴う協力結束式」があり、地域サテライトを推進している三重大学が、2017年度中に、伊賀市に「国際忍者研究センター」を設けるつもりであることを明らかにしたそうです。

三重大学が推進している、地域サテライトとは、三重大学がある津市から別の地域に大学の拠点を設け、その地域の企業や自治体と交流し、様々な協力関係を構築するためのものです。

伊賀サテライトは、「固有文化と地域資源の活用で地域再生に寄与する」ことを目標に掲げており、その一環として忍者の研究拠点が置かれることとなります。

研究センターには、2009年に設置された三重大学の伊賀研究拠点と、同じく三重大学のサテライトオフィス「伊賀連携フィールド」を利用し、専門の研究家1人を置いて、忍者に関する国際的学術拠点とするつもりだそうです。

三重大学の人文学部人文社会科学研究科には、伊賀に関する研究プロジェクト「伊賀連携フィールド忍者文化協議会」があり、同学部の山田雄司教授、甲賀流伴党21代目宗主で「伊賀流忍者博物館」名誉館長も務める川上仁一社会連携特任教授が関わっています。

同研究プロジェクトでは、史料に基づいて、忍者の実態に迫る研究がなされる一方、同地の観光協会などと協力し、忍者文化の紹介や、忍者・忍術などを体験したりできる講座を開いたりと、忍者文化を地域創生に活かす活動も行われています。

今後も基本的な活動は変わらないと思われますが、リアルな忍者と歴史をより深く感じられるような発展を期待したいですね。

2017年度も、忍者の文化から体の動かし方まで、色々な講座が開かれるようですので、忍者に興味がある方はもちろん、伊賀市近辺の方へ観光に行く方も参加してみてはいかがでしょうか?

いまや国際的にも知られるようになった忍者、その謎が明らかになり、漫画やアニメのような派手な忍者像だけでなく、地域文化としてのリアルな忍者像もできると視野が広がると思います。

・・・忍者が国際的というのはなんだか面白いですね。
元々はスパイのような影の存在だったのに、今や多くの人が知る存在ですからね。



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