広島訪問の記録 [雑感]
5/27、日米両首脳による広島訪問がありました。
この式典で、両首脳は原爆で亡くなった方々への追悼を行い、核兵器廃絶への意志を表明しました。
この歴史的なニュースをここにも記録しておこうと思います。
式は、穏やかな天気のなか、最初に平和記念資料館の視察、次に記念公園での献花とステートメント(政府公式の声明のこと)※1、そして、被爆者とのふれあい、最後に原爆ドームの説明を受ける、という流れで行われました。
※1:両首脳のスピーチは、日本外務相のHPではステートメント(声明)として、アメリカホワイトハウスのHPではリマーク(発言)と記載されています。
この違いは、ただ単に、単語の捉え方の違いに起因するもの、ということにしておきます。
当ブログでは外務相と同じく、ステートメントで統一します。
両首脳は資料館視察のおり、以下の内容で芳名録に記帳しました。
安倍総理
「原爆によって犠牲となったすべての方々に哀悼の誠を捧げます。恒久平和を祈り核兵器のない世界の実現に全力を尽くします。」
オバマ大統領
「私たちは戦争の苦しみを経験しました。共に,平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう。」(訳は外務相)
献花の後に行われた声明発表に関しては、文量が多いため、それぞれ別の記事にします。
関連リンク
・安倍総理のステートメント
・オバマ大統領のステートメント
今回両首脳が誓ったことは、将来的にみても実現が難しいものです。
しかし、これは決して不可能なことではありません。
もし大きな争いが起こらない世の中なら人は兵器を持たないでしょう。
核兵器の存在は、いずれ争いが起こるだろう、ということをほのめかしています。
人の争いは文明の発達とともにその脅威を増し、いまや自然災害以上に危険なものです。
それゆえに、人間の未来どころか、地球上の生物さらには地球自体に大きな被害を与える強力な兵器は、それらを生み出してしまった人間自らがなくさなくてはなりません。
核兵器をなくすことは大きな争いをなくすという証明につながります。
往々にして人間社会とは泥臭いものですが、人々がお互いの存在を認め合い、不信をなくし、知らない人とも笑顔で渡り合える、そんなキレイな世界になっていってほしいですね。
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