三陽商会とバーバリー [ニュース]
2015年夏に三陽商会とバーバリーのライセンス契約が終了するそうです。
40年以上の長きにわたって日本でバーバリーを展開してきた三陽商会。
秋からはオリジナルブランドとして展開するそうです。
バーバリーとはイギリスの有名ブランドです。
創業は1856年。
コートから靴、バッグなどファッションアイテム全般を扱っています。
バーバリーチェックでも有名ですね。
過去にはコートが軍需品として採用されたこともあります。
日本での展開は1915年に丸善が輸入したのがはじまりで、その後の1965年に三陽商会が輸入しはじめ、1970年にはアパレル関係でライセンス契約を結びました。
なお、日本ではこれ以外にも眼鏡やタオル、傘などで別企業がライセンス契約を結んでいます。
次に、三陽商会とはアパレルメーカーです。
1943年に設立されました。
当初は工業用品や繊維製品の製造販売を目的としていましたが、1945年にレインコートの製造販売をはじめ、大量受注を得ることができました。
その後アパレルメーカーとして成長しました。
三陽商会が今後どのような製品を展開していくのかは不透明ですが、バーバリー、三井物産、三陽商会の3社共同出資によるバーバリー・インターナショナルもあることから今後も手堅い展開がされると思います。
しかし、主販売網が百貨店ということもあり、今後の百貨店のあり方によっては、三陽商会とバーバリーのブランドイメージの違いから課題が残るものです。
今後はさらなる流通網の充実と製品イメージの定着が求められることでしょう。
※ライセンス契約とは、簡単に言うと、ライセンサー(権利を貸す会社)が持つその会社のある製品に関する諸権利の使用をライセンシー(権利を借りる会社)に許可し、その代わりに使用料をもらうという契約のことです。
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