受信料は税金のごとく、NHKのグレーな受信契約 [雑感]
みなさんの携帯にワンセグ機能はついていますか?
なくても基本困らないけど、あると便利なワンセグ、もしこれに利用料がかかるとしたらどうしますか?
ワンセグ機能がある携帯を買いますか?買いわませんか?
そもそもそこに拘って機種決めをする方自体そんなに多くないかもしれませんね。
もし、勝手に付いているワンセグにお金がかかるとしたら、これは少し詐欺っぽいと感じてしまいますよね。
さて、先月26日にそんなワンセグに関する裁判が行われ、判決が出ました。
さいたま地裁で行われた裁判は、ワンセグ機能付き携帯を所有する男性が、NHKの受信契約を結ぶ義務の有無を確認をするために起こしたもので、その判決は、契約の義務はない、つまり、受信料を払う必要はないというものでした。
今回の裁判では、放送法の「受信設備を設置した者」がポイントとなりました。
具体的には、ここで言う設置とは、視聴するための機器を一定の場所に設け置くという意味にとどまり、法の制定時には携帯機器での視聴を想定しておらず、これに該当しない、ということでした。
また、NHKの言う受信料は、視聴の対価ではなく、NHKの維持運営のために徴収権が認められた特殊な負担金であり、税金に準じる性格があるため、契約を結ぶときの要件をより明確にする必要がある、ということも述べられました。
結果として、今回の裁判ではNHKの主張が退かれる結果となりました。
しかし、同様の裁判は昨年3月にも起こっており、そのときはNHKの主張が認められています。
また、高市早苗総務相は2日の閣議後記者会見で、携帯受信機も契約の対象と考えている、という旨の発言をしており、未だはっきりとは白黒つかない状況が続いています。
NHK側は今後控訴するということで、後の判決にも注目が集まることと予想されます。
NHK側の主張は、解釈を変えただけのものなため、受取手によって判断が分かれるものです。
ここまで主張するなら法改正を進めれば良いのにと思うのですが。
以前から起こっているNHKの強制受信と受信料の問題ですが、ケーブルテレビなどが出てきた今、放送法ならびにNHKが現代のテレビ視聴に適応するべきだと思います。
時代にそぐわない古い体制・体質のままだと、社会と軋轢ができてしまうでしょう。
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