岩手の観光名所「龍泉洞」の水没

みなさんは、日本の天然記念物で日本三大鍾乳洞の一つである、岩手県岩泉の「龍泉洞」をご存知でしょうか。

龍泉洞は、水深100m越えの日本一深い地底湖がある鍾乳洞で、全長3㎞以上、高低差200m以上、その上、その先、洞窟深部については未だ不明、というまだまだ未知の部分がある鍾乳洞です。
見学可能な範囲は入口から数百メートルの水が溜まっていないところで、これは全体のごく一部です。
先のほうは水が溜まっていて普通の人は入れない、というような深い鍾乳洞です。

私も行ったことがあるのですが、洞窟内部は綺麗にライトアップされていたり、ところどころ流れる水や段々畑のような水の溜まり、水があるため先には行けない行き止まり、洞窟内部とは思えない高く広い空間があったりと、まさに「鍾乳洞」を楽しむことができました。
また、夏の暑い時期に行ったのですが、鍾乳洞らしく気温が低かったため、ちょうど良い涼みにもなりました。

そんな龍泉洞が、今回来た台風10号の影響で水没してしまったそうです。

水は入口から溢れ、近くに川があるのですが、そこへ流れ込んでいるようです。

30日午前にはすでに水が溢れていたということですから、相当な雨量があったことが伺えます。

幸い、終日閉鎖していたため被害にあった人はいないということですが、洞窟内部にある電気系統や橋・階段などの被害は不明ということで心配です。
鍾乳洞自体にも傷ができている可能性があります。

営業再開も未定とのことです。

本当に綺麗な鍾乳洞だったので、洞窟の被害が少ないことを願います。
また、早期に営業再開できるよう陰ながら応援しています。

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