国立長寿医療研究センターの認知症リスク要因8つ [健康]
国立長寿医療研究センターが認知症のリスク要因とみられることをまとめました。
リスク要因は、
1:アポE4多型の遺伝子をもつ、家族に認知症の患者がいる人。
※アポE4多型・・・アルツハイマーの危険因子、長寿を阻害する可能性があるとされる。
2:軽度認知機能低下の人(認知症の前兆がある人)。
3:脳卒中、糖尿病、心臓病の持病がある人。
4:学校教育を受けた年数が9年以下の人。
5:難聴がある人。
6:身体活動が低下している人。
7:握力が低い人。(男性26㎏未満/女性18㎏未満)
8:うつ傾向がある人。
の8つとなります。
医療研究センターは、合計約3300人を対象にした4つの研究をもとに、認知症のリスク要因を分析しました。
その結果によると、健常者と比較したそれぞれの要因のリスクは、
・軽度認知症の可能性のある人は2.5倍。
・脳卒中経験者は2.6倍。
・糖尿病の人は1.7倍。
・心臓病の人は1.5倍。
・学校教育が9年以下の人は2倍。
・難聴の人は1.4倍。
・握力が低い人は2.1倍。
・うつ傾向の人は1.6倍。
となるそうです。
現在、認知症の予防のためには、頭を使うことに加え、一定の運動と健康的な生活が有効だとされています。
また、日常のなかで何もしないでボーっとするような時間をあまり持たないことも良いとされています。
生涯健康で楽しい暮らしができるよう充実した日々を過ごしていきたいですね。
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