神戸大学が研究している最先端の膜 [ニュース]
皆さんは膜と聞いてどんなものを想像するでしょうか?
恐らく、ただ単に布や紙などでできた薄いもの、というようなイメージでしょう。
ところが、最先端技術でできた膜はすごいポテンシャルを秘めています。
神戸大学には国内唯一の膜の研究拠点があり、ここでは高性能な膜の研究を行なっているらしいです。
膜には、特定のモノだけを通す、一般にはろ過と言われる機能があります。
この機能を極めていくと、髪の毛なんかより非常に小さい分子レベルのものだけを通せるようにもなります。
神戸大学はその細かい穴が無数に空いた膜を利用して、効率良く海水から真水を作る研究もしています。
しかし、現在の技術では、膜を使って海水から真水を取り出すには大きなエネルギーが必要です。
そのため、そのような大量のエネルギーを必要としない方法の研究も行なっています。
また、二酸化炭素の分離のための膜の高性能化や、バイオ燃料の精製のための膜を開発しているとのことです。
このような、高性能な膜の応用範囲は幅広く、これの進化が、今まさに問題になっている、水やエネルギー、環境の問題に対して大きな貢献をすることになると期待できます。
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