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手首の小指側の痛み [健康]




みなさんはTFCCというものをご存じでしょうか?
このTFCCとはTriangular Fibrocartilage Complexの略で、三角線維軟骨複合体と訳されます。

私は年度初めに右手小指側の手首を痛めてしまい、その後、痛みがあまり引かなかったため、ある大学の付属病院の整形外科に行きました。
そこで、触診、レントゲン、MRIと検査を受け、翌週、手の整形外科のお医者さんから手首のなかの軟骨にスリット(裂け目)があるという診断を下されました。
手術をやる必要性はないということで、安静に、痛みがでたら湿布を貼る、ということを行うように指示されました。
この損傷は、人や損傷の程度によって痛みの軽減具合や継続期間に大きな差がでるものらしく、長い付き合いになるかもしれないと言われました。
診断後3週間経ったものの、まだ若干の痛みが残っています。
特に手首を返す動きが伴う動作にはストレスがかかります。
逆に動かさないでいるとほとんど痛まない状態です。
今は睡眠時にサポーターをつけています。

さてTFCCのことですが、これは1981年にまとめ上げられたもので、また、その部位の損傷、つまりTFCC損傷もこの10年程度の間にやっと腱鞘炎と区別されてきたものです。
このTFCCですが、非常に複雑な構造になっており、小さな手首の中に大小様々な軟骨・靭帯が入っています。
私の場合、このなかの関節円板という軟骨にダメージがあると思われます。

この部位の損傷の見分け方は、手を小指側に倒して、手のひらが上を向くように腕を回したり、手を地面に垂直に立て、体重をかけたり、背中のなるべく高いところを触ろうとしたときに、痛みがあるかどうかで損傷の疑いの有無を判断する方法があります。
特徴的なのは指を動かす動作ではなく、手首にプレッシャーがかかる動きをしたときに痛みが強くなることです。
そのため、手首を動かさずにいれば、指を動かしていたとしても、痛みは引いていきます。

一般的な治療法は固定療法や安静+痛いときに湿布+必要によりサポーターといった自然治癒がメインとなりますが、場合によっては手術が必要となることもあります。
しかし、構造が複雑な手首の手術は難しく、それが可能な医者はあまり多くないのが実状です。
また、軟骨が元通りにもどる可能性は低いため、慢性化しやすく、かつ、痛みが無く治っていたとしても、再発しやすい損傷です。
ただ、痛みの度合いは人それぞれで、なかには、損傷があるにも関わらず、痛みを感じていなかった例もあります。

すでに膝の軟骨の再生医療もありますし、医療の世界は日進月歩ですから、手首の軟骨の再生医療が早く行われるようになることを願ってやまないです。

なお、手首の痛み、特に小指側の痛みが出た場合は、早めに手に詳しい整形外科へ行くことをおすすめします。




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