SSブログ

東京女子医大での事件の概要 [ニュース]



東京女子医大病院にて2歳の男児が亡くなるというニュースがありました。

男児は今年の2月18日、首の腫瘍手術のため手術を受け、その後経過観察のため集中治療室では全身麻酔状態で人工呼吸中でしたが、手術から3日後の21日、急性循環不全により死亡したということです。
その全身麻酔を維持するために使われていたのが小児への投与が禁止されている「プロポフォール」というものでした。この薬剤は小児への使用において安全が確立されておらず、また、使用には十分に安全を確保したうえで使用しなければならないものです。
この件で男児の両親は警視庁に業務上過失致死容疑などで被害届を出し、警視庁はこれを受理しました。
また、厚生労働省関東信越厚生局と東京都は13日に医療法に基づきこの病院の立ち入り検査をしました。

さらに、この病院は2009年から2013年の5年間の間に、15歳未満の患者63名に今回と同じ鎮静剤を投与し、そのうちの12名がその後死亡したと公表しています。
死因が患者の病気によるものか、鎮静剤によるものかはまだはっきりしていません。
今後さらなる調査が行われるということです。

補足ですが、あのマイケル・ジャクソンも同じ薬剤の副作用で亡くなっています。

●プロポフォール
・中枢神経抑制作用があり、全身麻酔の導入や維持に利用される。
・集中治療中の人工呼吸時に鎮静としても使われる。
・投与されると数十秒で意識を失う。
・心臓や血管、呼吸への抑制効果もあるため、血圧や心拍数の低下、呼吸の停止などの副作用がある。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。