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マイナンバー推進と政治 [雑感]




いよいよ来月からマイナンバーの運用がはじまりますね。
皆さんのところには通知は来たでしょうか?
私のところには11月のなかばにやっと来て、来るまで「どこかで手違いがあったのでは?」と心配になってしまいました。

マイナンバーとは日本に住民票がある全ての人に割り当てられる12桁の数字で、社会保障と税に関する共通の番号となります。
この番号によって個人に付帯する所得などを把握し、不正の防止、行政手続きの効率化を図るのが狙いのようです。
またこの番号は源泉徴収票で必要になるので、勤め先にも伝えなくてはならないものです。

これが施行されたら、確かに日本に住民票がある人に対する脱税などの不正防止には役立ちそうですね。
また、窓口手続きが多かったものがネットを介して行えるようになれば待つ時間も出向くことも減りだいぶ便利になるでしょうね。
役所の方々の仕事量も減らせるでしょう。
給付金にも活用されるということから、不正受給も減らせるでしょう。
住民票を持ってない人が不正に何かを得るのは難しくなるとは思いますが、今度は偽造が怖いですね。
ナンバーを照会するとは思いますが、過去のセキュリティの件や、人による不正などを考慮すると無いとは言い切れないのが課題です。

このマイナンバー制度自体は反対派が比較的多く、全国で一斉訴訟が行われるところまでいっています。
私自身もこの制度の運用に関しては不安感を拭うことができず、「やっぱりやりやがった」、「それみたことか」と言われる事態が目に浮かびます・・・
大規模漏洩や制度に関する知識不足への対策、フォローの周知も曖昧なままでここまで進め、とうとう、国民の理解が進んでないものを来月からスタートさせるということで、反感が多いのも納得してしまいます。
制度自体は決して悪いものではなく、むしろこれからの時代に必要となる要素をもったものです。
それをこんな、国民と向き合わずにあたかも独断のごとく進めてはもったいないといえます。
増税のときもそうでしたが、この多様性ある現代社会において政治体質だけ古きを受け継いでいるのはいかがなものなのでしょうね?
今後、マイナンバーの個人サイトができるのなら、アンケートのような感覚で従来より簡単に選挙・投票が行えるので、国民投票の機会を多くしてみても良いのではないでしょうか?
今の政治は国民が来てくれるのを待っている側面が強いものです。
政治という生活に密接しているのに個人から遠いものをより身近にするには手を伸ばせばすぐ届く位置まで政治から近づくことも大切です。
打てば響く、つまり自分達の投票によって自分達の生活に影響を与える、そんな政治手法を取り入れても良いのではないでしょうか?もちろんものによりますが。
いずれにせよ、投票の際、必要な情報をサイトで開示すれば、無知なままの投票を防ぐことに一役買ってくれるはずです。

多様性ある人々の生活を一部の他人の意志だけで決める方法は現代において限界に達しているのではないでしょうか?

さて、マイナンバー制度の今後ですが、2017年1月からは個人用サイトも開設され、従来より簡単に自分に関する情報を見ることができるようにもなります。
さらにその翌年の2018年には預金口座にも番号登録できるということです。

ちなみに、マイナンバーは個人情報の一種なので、たとえ会社の人であっても不必要に教える必要はありません。
企業によっては研修を受けて許可を得た専門スタッフのみ扱えるようにしているところもあります。
また、この情報を扱っている人は誰でも情報の保護義務が発生します。
マイナンバーの提供は法律もしくは条例で定められた目的でのみ行う必要があり、それ以外では提供しないものですので皆さん十分ご留意を。

私としては、マイナンバーのポータルサイトを使ってのネット投票をぜひともやってほしいです。
また簡単なアンケートも面白そうですし、サイト内で資金と行政に関する情報の開示も行ってほしいですね。
個人的には行政用のポータルサイトの開設は政治と個人がつながる良い場だと思っています。



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