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頭で流れやすい音楽の特徴 [学問]




何か曲を聴いた後、その曲が頭の中でリピートされたり、ふとした時にその曲が流れたりしませんか?

私は結構あります。
特に、直前に聞いた音楽が流れることが多く、しかもイントロからサビの部分であることが多々あります。

直前に聴いた歌が、頭から離れないことは多くの方が経験したことがあるかと思います。

その理由は何なのか、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先日、そんな、音楽が頭の中で流れる現象について解説した論文が、アメリカの心理学会誌に掲載されました。

論文は、イギリス、ダラム大学の音楽心理学者、ケリー・ジャクボウスキ氏の研究チームによるもので、頭に残りやすいものについて書かれています。

それによると、頭に残りやすい音楽には、テンポの良さ・リズミカルな旋律・独特な音程、の3つのポイントがあるということです。

まず、テンポに関してですが、これはある程度速く軽快なものが特に頭に残りやすいそうです。
恐らく、ゆったりと遅いテンポより、人の話す言葉と同じようなテンポの方が印象に残りやすいということでしょう。

次に旋律ですが、これはリズミカル、言い換えると、単純だけど心地よい音の流れをもつ音楽が頭に残りやすいそうです。

そして音程ですが、こちらは通常の音程の中に、何か印象に残るような特徴的な音が入るものが頭に残りやすいそうです。

まとめると、たまに印象的な音の使い方をしているアップテンポでノリの良い曲が特に頭でリピートされやすいと言えるでしょう。
確かに、私の場合、その3つのポイントの通り、テンポの速い特徴的な音使いの曲の方がよく流れます。

ちなみに、ケリー氏の研究チームが、3000人を対象に2010年から2013年にかけて、頭に残りやすい楽曲を調べたところ、「バッド・ロマンス」などレディ・ガガの曲が多数を占めたとのことです。

確かに彼女の音楽はどれもテンポよく特徴的ですからね。
私もこの記事を書いている途中でガガの歌が頭の中で流れ始めました。

みなさんも、頭の中でよく流れる曲に、上の3つのポイントがあるかどうか比べてみてはいかがでしょう?



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