偽サイトを自動検知。偽物の見分け方。 [雑感]
兵庫県警、楽天、兵庫大学が自動で偽サイトを検知する技術を開発したそうです。
偽サイトとは、本物の通販サイトのようなデザイン・機能を真似て、利用者から金銭をだまし取ろうという悪質なサイトのことです。
もちろん、お金を払っても実際に商品が届くことはありません。
しかし、良くできた偽サイトは本物のサイトと非常に似ており、時折、騙されてしまう方がいるのも事実です。
実際、被害は増加傾向にあるそうです。
これらのサイトは非常に悪どく、実際のロゴや画像を盗用したりしています。
細かく調べない限り、偽サイトと判断するのは難しい場合もあります。
現在、偽サイトへの対策としては、悪質サイトを利用者が警察に連絡し、それがセキュリティソフトなどに反映される形となっています。
しかし、この方法の場合、偽サイトの発見に時間がかかったりして被害を未然に抑えることが難しい面があります。
そこで、新しい対策として生まれたのがこの技術です。
仕組みに関して記載するのはともかく、98%という高い精度で判別が可能ということです。
実際の運用としては、この技術で随時偽サイトを検知し、利用者が偽サイトを表示した時に警告するかたちとなります。
最後に、今からできる対策を記載しておきます。
万能な方法ではありませんので、責任はおえません。
まず、googleなどのブラウザーを利用している時に、何らかの警告が出てきた場合、そのまま利用するのはやめておきましょう。
君子危うきに近寄らず、です。
次に、利用するサイトのドメイン・アドレスに注目してみましょう。
ログイン画面や支払い画面などで、暗号通信(例:緑色の文字や鍵マークがある・https)が使用されていますか?
もし使用されていないのなら偽物の可能性が高いです。
というより、信頼性に欠けるサイトなため、使用を控えましょう。
URLは正しいですか?
トップ画面なのに、分かりにくい、または、変な表記がある場合、偽物である確率が高いです。
また、メールや何かのリンクから、そういった通販・金融サイトに飛ぶのは控えましょう。
リンク自体が偽物である可能性、偽サイトへ誘導される可能性があります。
特にリンク表示のURLと実際のURLが違う場合、ほぼクロです。
最後に、そういったお金が関わるサイトへは、自分で検索したりお気に入りに登録しておいたりして飛びましょう。
ただ、お気に入り登録するときに偽物を登録しないように注意してください。
悪質なネット利用を少しでも減らすために、私たち利用者自身で注意しましょう。
被害にあった場合は、サイバー警察、消費者庁へ連絡しましょう。
今回開発された新技術で、来年の偽サイト被害が減ると良いですね。
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