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ネット社会とつながる”モノ” [雑感]




皆さんは「IoT(internet of things)」という言葉をご存知でしょうか?

IoTとは、モノ(家電など)のインターネットを表しています。

現代の最新型家電にはインターネットと接続することが可能なものがあり、そういった冷蔵庫やポット、テレビ、自動車などといったものがネットに接続されることで様々なデータを集めることができるようになります。

そのようなデータは、企業がより良い製品開発や改良をするために使われたり、そのデータをもとにしたフィードバックを顧客に提供したりするのに使われます。
また、ひと昔前に盛んに言われていたビッグデータのための情報収集にも使えます。

しかしながら、当然問題もあります。

これらのサービスはインターネットを介すのが前提になるため、その通信システムを悪用したサイバー攻撃の駒として利用される可能性があるのです。

今まではパソコンやスマートフォンといった、ネットに繋がっている一部の電子機器のみがサイバー攻撃の標的、あるいは手段として利用されてきましたが、ここに、新たにネットに接続可能な日用家電の数々が加わると、さらに標的・攻撃手段が増えてしまうことになります。

すでに、アメリカではドメイン管理システムの運営を行っている「ダイン」が「DDoS攻撃」を受けました。

DDoS攻撃とは、大量の電子機器から特定のサーバーに対して大量のデータを送ることで、一時的にサーバー機能を麻痺させる攻撃です。

これの攻撃自体は自動制御で行われることが多く、一度標的にされると、データ送信元からのアクセスや攻撃の中止、攻撃に使われている電子機器のオフライン化がなされない限りずっと続くものです。

状況にもよりますが、復旧には数日かかるケースから、1ヶ月以上かかるケースもあります。

デジタルの好き嫌いに関わらず、今後はますます電子機器に触れる機会が多くなっていくことと思われます。

もし自分がそういった機器を使用・所有していたとき、自分の機器が勝手にサイバー攻撃のために利用されるのは嫌ですよね。

デジタルが苦手な方は今のうちに少しずつでも知識を得ておくことが、いずれ、何かの役に立つと思います。

これからの時代、様々なモノに対して、これまでのセキュリティより高次なセキュリティが要求されるとともに、所有者自身にも相応の知識が求められるようになっていくでしょう。

少なくとも日本においては、もう、パソコンやスマホといったデジタル機器を「嫌い」と言えるような環境ではないように思えます。



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