原因不明の麻痺症状、患者からエンテロウイルスの一種見つかる [ニュース]
昨年の8月から12月にかけて、33の都府県にて115人の人々が手足に原因不明の麻痺を患い、入院した件で、国立感染症研究所によると、患者の一部から「エンテロウイルスD68」が検出されたということです。
また、麻痺になった人は昨年9月のエンテロウイルスが流行した時期に多く、その麻痺は長い期間残るそうです。
「エンテロウイルス」とは、酸やアルカリに耐性があり、胃を通過して腸管内で増殖するウイルスの総称で、腸管ウイルスとも呼ばれています。
手のひらや口などに水疱ができる手足口病を引き起こすウイルスもこれに該当するものです。
成人なら感染しても問題ないことが多いのですが、子どもや乳児、胎児が感染してしまうと重篤化してしまう場合や死亡してしまう場合があるので、子どもや妊婦は注意する必要があります。
このウイルスに対する免疫はウイルスに感染することでつきます。
日常での予防としては、経口感染や糞便からの感染を防ぐために、食前の手洗いとトイレ後の手洗いをしっかりすることが大切です。
そのため、子どもがいる家庭の方は手洗いを心がけましょう。
今のところ原因不明とされている麻痺とエンテロウイルスの関連について、厚労省はさらなる調査を行うそうです。
手足が動かしにくいと感じるようなときは早めに医療機関に行くことがすすめられています。
秋頃が危ないらしいので気を付けましょう。
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