進路がおかしい台風10号、最上級の強さになる可能性あり

一度は本州から離れ、南西に進み、沖縄県南大東島から離れた地点で停滞していた台風10号(ライオンロック)ですが、再び進路を変え、逆方向の北東方向に進んできました。
しかも、停滞していた間に勢力を強めたようで、非常に強い台風となっています。

30日ごろには、さらに勢力を強めた状態で本州に接近する可能性が高い、ということで警戒が必要です。

本州に接近した後は、日本の真ん中を進み日本海へ抜けるようなルートか、9号のように日本の東側を北上するルートになるものと思われます。

この台風は少々特殊なルートで動いていますが、それには、日本の南側にある、反時計回りの風を伴う低気圧が関わっています。

その低気圧の持つ、モンスーン渦とも呼ばれる風の流れは台風10号を北東に流しています。

本州に接近すると、日本上空の、台風が通る道ともなる、気圧の谷の深さと、台風の速さにより、日本を北に縦断するか、東寄りに沿って進むかが変わるとのことです。

台風10号は台風9号より強力なため、いずれの進路にしろ、大きな影響が出ることが予想されます。
特に9号の影響が残っている地域ではより注意が必要です。

予想進路上の地域にお住まいの方は、今週末には台風情報を確認し、十全な対策をしておくことをお勧めします。

外出する場合は、雨風もそうですが、何より落下物や飛来物に注意しましょう。

あと、"付近の川の様子を見に行く"のはよしたほうが良いでしょう。

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