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必須栄養素の1つ「ニコチン酸アミド」 [健康]




この前栄養ドリンクの成分表を見ていたら、そのなかに「ニコチン酸アミド」という成分がありました。
みなさんはこの成分をご存知でしょうか?

ニコチンと聞くと、タバコに含まれているニコチンが想像されますが、タバコのニコチンはタバコの原料の葉に含まれている神経性の毒の成分のことで、ニコチン酸アミドとタバコのニコチンは別物です。

ちなみに、タバコの葉に含まれている方のニコチンは青酸カリより強力な猛毒の物質です。

ニコチン酸はタバコのニコチンと物質のカタチが似ていたため、ニコチン酸と名付けられたらしいです。

アミドとは、有機化合物の分類の一つです。

ニコチン酸アミドはナイアシンアミドとも呼ばれ、タバコのニコチンと違って身体に必要な栄養素の一つです。
ナイアシン、もしくはビタミンB群の一つと言うと分かりやすいかもしれません。

そのニコチン酸アミドは、身体の酸化を防ぐのに関わっており、また、皮膚や粘膜を正常に保ったり、血行を良くしたりする作用があります。

そのため、肩こりや手足の冷え、しもやけといった、血流に関連する症状があるときに用いられることもあります。
また、口内炎や皮膚炎、湿疹にも効果があるとされています。

これが不足すると、ペラグラという、日光による皮膚炎と下痢、嘔吐、不眠などを伴う病気になります。

しかし、だからといって取り過ぎも良くありません。

このニコチン酸アミドを過剰摂取すると、皮膚のほてりや痒み、インスリンの働きの妨げ、肝機能障害を引き起こすと言われています。

皮膚のほてりなどの症状は1日100mg以上の摂取があった場合で、肝機能障害にいたるにはその10倍以上の摂取があった場合とされています。
そのため、ニコチン酸アミドの1日の上限量は100mgまでとされています。

ただ、この物質は体内でも作られるものでもあるため、通常の食生活を送っている分には不足することも過剰に摂取することもないと言われています。
そのため、この成分が不足しない程度の食事を取るようにするのが適切でしょう。

この物質が比較的よく含まれている食品は肉・魚・レバー、豆類、コーヒーなどです。

ただ、この成分は溶け出しやすいため、これらの食品を料理に使うときは、栄養を逃さないための工夫をして料理することをお勧めします。

食生活が偏っていたりして、この成分が不足してそうな方は是非意識して摂取してみてください。



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