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伊勢志摩サミットの結果報告 [ニュース]




5/26〜5/27で第42回先進国首脳会議が三重県志摩市で開かれました。
この会議は伊勢志摩サミットとも呼ばれ、G7の首脳及び、EUの代表が出席しました。

4月の外務省の発表によると、

○世界経済・貿易
○政治・外交問題
○気候変動・エネルギー
○開発
○質の高いインフラ投資
○保健
○女性

について議論するということでした。

そして、この会議で採択された首脳宣言は、

○世界経済は下方リスクが高まっており、適時に全ての政策対応を行う。
○財政、金融、構造改革の三本の矢の役割を再確認し、財政出動については各国の状況に配慮して機動的に実施する。
○東シナ海・南シナ海の状況を懸念し、平和的手段で紛争解決を追求する。
○北朝鮮の核・ミサイル開発を最も強い表現で非難し、北朝鮮には国際連合安全保障理事会決議の履行と拉致問題等の懸念への対処を強く求める。
○地球温暖化に関するパリ協定の2016年中の発効に努力する。

となり、また、合意文書としては、

○腐敗と戦うためのG7の行動 - タックス・ヘイヴン対策や資金洗浄防止など。
○テロ・暴力的過激主義対策に関するG7行動計画 - テロ対策。
○女性の能力開花のためのG7行動指針 - 男女格差の解消や、女性の進出について。
○サイバーに関するG7の原則と行動 - サイバー攻撃への対応など。
○質の高いインフラ投資推進のためのG7伊勢志摩原則 - 雇用につながる投資の促進。
○国際保健のためのG7伊勢志摩ビジョン - 緊急時の公衆衛生分野での連携強化。

の6つの付属文書が採択されました。

また、期間中のはじめには伊勢神宮への参拝も行われ、好評だったようです。

さて、サミットで採択されたことを実行したり、政策に活かしていくことはなかなか難しいことではありますが、このサミットの結果により、日本含むG7が今後どのような方向に向かうつもりなのか、その大まかな針路が示されたことになります。

今回の採択に関して、ほとんどが以前から出ていた事柄だったため、これは問題の再認識と共有が図られたと捉えられ、そのことから、これからの情勢が大きく変わる可能性はあまりないのではないかと考えられます。

余談ですが、敏感な人々が安倍首相の増税延期の話に反応して金融市場には影響が出ています。
こういうトレーダーの過剰な動きがかえって経済を悪くすることもあるので、注意しないといけませんね。



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