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アメリカの桜祭り [雑感]



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参照元:http://www.afpbb.com/articles/-/3012234

今年もアメリカのワシントンの桜がきれいに咲き誇っているようです。

ワシントンの桜は、1912年3月27日に当時の東京市長(この時はまだ都ではありませんでした)の尾崎行雄氏から寄贈されたものです。

ですが、これ以前から、日本からアメリカへ桜をもっていこうとする試みがありました。
最初はエリザ・シドモアという女性が1885年頃から、埋め立てられたポトマック川河畔沿いに植樹することを提案しました。
その後、デビッド・フェアチャイルドという植物学者が自らの所有地に1000本の桜を植樹し、桜の植樹を促進しました。
また、高峰譲吉という科学者と水野幸吉というニューヨーク日本総領事が東京の名で2000本の桜を贈ることをヘレン・ヘロン・タフト大統領夫人に提案し、了承を得ました。
1910年1月6日、ワシントンに2000本の桜が到着しました。
しかし、この時に贈った桜には病気や害虫などが発見され、すべて焼却処分されてしまいました。
ですが、高峰氏は今度は3020本の桜の寄贈を試み、1912年3月26日にワシントンに到着しました。
その翌日には式典が開かれ、晴れて日本からアメリカへ桜の寄贈となったのです。

このように桜の寄贈の陰には多くの方の尽力がありました。

現在では、ワシントンにて全米桜祭りというものも開催されています。

最初の桜祭りは1935年に多くの市民団体の支援で行われたのをきっかけに始まりました。
この時すでに、ポトマック川沿いに咲き誇る桜は良き景観の1つとなっていたのです。

1954年には日米和親条約を記念して年代物の灯篭を寄贈し、それへの火入れ後に祭りを行うようになりました。
さらに1965年には3800本の桜が寄贈され、その多くがワシントン記念塔の敷地に植えられ、1999年には日本の天然記念物である淡墨桜の挿し木が西ポトマック公園に植えられました。

そして現在、毎年開かれる桜祭りは70万人以上の人が訪れるビッグイベントになっていたのです。
3月最後の土曜日から2週間に渡り、凧揚げ大会や桜についての講義、スポーツイベント、展示会など日本の文化に関するイベントが数多く行われ、翌週には花火や灯篭の点灯式も行われます。
最後の土曜日にはさくらまつりというアメリカ最大の日本文化祭も開かれます。
なお、現在の全米桜祭りはナショナル・チェリーブロッサム・フェスティバルIncによって行われています。

この桜祭りを通して多くの人々が日本の文化に触れてくれる、とても嬉しくなるイベントですね。
このように人に楽しみと機会を与えてくれるイベントはこれからも続いていってほしいですね。

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参照元:wikipedia


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ふみ

はじめまして!桜祭りについて詳しく説明してありますね!是非私のブログマガジンでこの記事を紹介させていただけないでしょうか? 少しイントロを書き、Silverさんのこの記事のリンクを載せるだけです。
よろしくお願いします。
by ふみ (2014-04-15 03:14) 

silver

コメントありがとうございます!

私の拙い文でよろしければどうぞ使ってやってください。
by silver (2014-04-15 09:36) 

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